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りっぱな「かまってちゃん」に僕はニャる!


こんにちは。

キャットシッターねこのしっぽです。

ご訪問ありがとうございます。

いよいよ冬本番という感じになってまいりました今日この頃、

我が家はなぜかいまだにNO暖房でございます。

家人からは「差別だー!」の声もうっすらと聞こえてまいりますが、

アイくんだけは小さな座布団サイズのホットマットでぬっくぬく♪です。

そんなアイくんもお家での生活を始めてから数年が経ち

近頃「かまってちゃん」に目覚めたようです。

5歳くらいの時にホームレス生活に見切りをつけ、家へとやってきた彼はとっても不思議というか・・・気になる猫さんでした。

怒るわけでもなく、極度に怯えるわけでもなく、パニックにもなりません。

もちろん攻撃性はゼロでシャーッなんて一度も聞いたことがありません。

じゃあ、いいじゃないかー。

はい・・・でもね、数日して気づいてしまったのです。

彼からなんの感情も伝わってきてないってことに!

そう、な~んにもです。

その頃のアイくんの瞳は深く暗い深海のようで、

うっかり覗きこむとこちらが堕ちていってしまいそうでした。

人間がなにかをしても抵抗はしないけれども自分から要求もしません。

なされるがままの完全無抵抗主義。無気力症候群。

彼がどんなホームレス生活を送っていたのかは分かりませんが、

すべてに諦めきったみたいなそんな猫生はいか~~ん!!!

彼に「気持ちを表現すれば応える人がいる」ということを知って欲しくてはじめたのが・・・・「ちやほや作戦」です。

その名のとおり❛ちやほや❜して自信を持ってもらおうというもの♪

お昼寝から起きてきたらすかさず「アイくんおはよー」の声かけ。

おトイレを済ませてきたら「えらいねーどうだった?」とべた褒め。

目が合おうものなら駆けよって頬ずり。

多少ウザいくらいに❛ちやほや❜し続けること数年。

初めて私の目を見て「にゃ・・(ごはんください)」と言ってくれた時の感動ったら( ;∀;)

少しづつ「あれあれ?」と思い始めたアイくん。

遠慮しながらも「撫でてください」とか「こっちを見てください」とか伝えることが出来るようになりましたよ^ ^

それから経つことまた数年。

遠慮がちなのは変わりませんが、今はもうなんだって言えます♪

好きなことは好き!イヤなことはイヤ!

だってちゃんと応えてくれる人がいるってわかったんだもん。

めでたし♪めでたし♪

しか~し、まっすぐの無垢な瞳で見つめられると

いまさら「ちやほや生活終わり!」とももちろん言えません。

今でもアイくんが「お尻トントンしてー」とか「抱っこー」と言えば、

たとえお料理中であろうが食事中であろうがその手を止めて彼のご要望にお応えしなければならない暗黙のルールが依然として我が家にはあります^ ^

たま~にどうしても手が離せない時に「ちょっと待ってね~」と言うこともあります。

すると・・・とっても聞き分けよくタタタタっと去っていきます。

そう、アイくんはけしてわがままではないのです。

でもね。。。

わざわざ一番遠い暗い部屋に行って寒そうに身体を縮めながら

「あ、大丈夫ですよ。僕のことはお構いなく。僕ここで待ってますから。いいんです。いいんです。お仕事続けてください。ちっとも寒くなんかありませんから。いい仔でまってますから・・・・・続く」です💦

呼びに行くまでつづきます^ ^;

そして、様子を見にいってお名前を呼ぶと「僕のことよんだ?♪」とそれはそれは嬉しそうに走ってきてくれるんです💨💨

ふふ。完全に人間の負けですね♪

これでアイくんも立派な「かまってちゃん」です。

あしかけ6年の道のりでした。

アイくんよくがんばりました。そしてありがとう。

ア、アイくん・・・・💧


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